
2014年06月09日
使い込むほどに味わいを深める 「無垢の木」

Photo:エバデザイン
今日6月9日は
6と9の語呂合わせから「無垢(むく)」の日、「ロック=錠」の日です。
無垢の日
自然素材志向、資源の有効活用、住宅の耐久性の向上などの市場ニーズに応えるために、無垢の木材の利用促進を図る目的として制定されています。
我が家のカギを見直す“ロックの日”
防犯の要である錠の取り扱い業者の団体である日本ロックセキュリティ協同組合が制定。年に一度は各人がご自宅のカギを通し、家の防犯性能を見直し向上させるきっかけ作りになることを願い、2001年に6月9日を「我が家のカギを見直す“ロックの日”」と定めたようです。
お住まいに関する記念日から、インテリアのテイストを表現するのに重要な木材「無垢」について触れてみたい。
☆Today’s+1☆
使い込むほどに味わいを深める 「無垢の木」
無垢材とは…
天然の木から採れる1枚の板そのもののこと。
厚み方向に貼り合わせがなく、余分な手を加えていないからこそ、人工的に作られた新建材にはない、自然素材ならではの性質が活きています。
木のもつ肌触りや質感を味わえるのが無垢の良さ。
樹種によって多くの種類があり、針葉樹と広葉樹に大別さてます。
樹種の風合いや色合いで、部屋の印象も大きく変わります。
針葉樹:やわらかいものが多くあたたかみのある触り心地
ヒノキ、パイン、スギ
広葉樹:堅く強度の高いものが多く肌触りも硬めのものが多い
チーク、メープル、オーク、ナラ、タモ、バーチ、チェリー、ブラックチェリー、ウォルナット
無垢材の特長
無垢材は、素朴な風合いとともに経年変化を味わえるのが特長です。木はつねに呼吸しています。つまり人と同じように歳を重ねるのです。時の経過にしたがって色が深まり、つやが出るなど、表情と魅力が増していきます。
見て感じること
天然の木の年輪の間隔は、人の視覚に 心地よさを与える自然が持つリズムだと言われています。毎日の生活の中で目に入る木目は、住む人の 気持ちをリラックスさせ、ほっとする安らぎの時間を運んでくれる。
触れて感じること
無垢のフローリングの上を素足で歩いてみると、独特のずっしりとした安定感と、堅すぎず柔らかすぎない、適度に 衝撃を吸収するような、やさしい踏み応えを感じます。さらに 浸透性塗料で仕上げることによって、夏場はさらっとした 感触、冬場は木本来のぬくもりを感じることができます。
住んで使って感じること
無垢木材は、木が本来持っている香りがそのまま活きています。この香りは、精油成分(フィトンチッド)に由来するもので、アロマテラピーの分野でもその効果が活用されています。
無垢の木は生きているので、呼吸するように常に動いています。空気が乾燥すると水分を発散し、湿気が多いと水分を吸収して部屋の湿度を自然に調節。
伸縮しすぎるのを抑えるため、日本の気候に合うように、あらかじめ木を乾燥させて含水率は調整しています。
時の経過とともに感じること
無垢の木は、使い込んで時間が経つほどに魅力を増していきます。時間とともに色が濃くなったり、薄くなったり、丸みが出たり、艶が増したり…木の種類によって年の取り方もさまざま。この経年変化こそが、無垢と暮らす醍醐味と言えるでしょう。
また、傷がついたとしても、塗装の種類によっては自分で補修することができ、傷跡さえも味になっていきます。
使い込んで育てていく、という楽しみ。
無垢の木の良さそのものを生かした、温かみのある風合いを
見て、触れて、住んで、時間の経過とともに味わってみませんか。
それでは皆様、今週もお元気で楽しい日々をお過ごし下さい。
今日の一日に感謝です!
ありがとうございます!
Posted by EVAH at 19:03│Comments(0)