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2007年04月05日

グリーンのある暮らし

グリーンのある暮らし
PHOTO:うちのボス

ちょっと肌寒く感じてた時、暖かい日差しが差し込んできた。仕事の手を休め、ふと窓越しから空を見上げてみる。歩道に植えられた木々の芽吹いた若葉の間から見える空は雲ひとつなくすみ渡っていた。
新芽や若葉などは、エネルギッシュで、見ているだけでもパワーが漲り元気になりますよね。

日に日に暖かい季節に向かっています。
パワーいっぱいで、楽しい日々を過ごしましょう。

☆Today’s+1☆
=グリーンのある暮らし:「琉球ガーデンBOOK」の紹介=

グリーンのある暮らし

著者:比嘉淳子、飯塚みどり
発行:ボーダーインク

この本は、“沖縄の庭を見直そう”と、沖縄で昔から愛されてきたいろいろな植物の栽培の方法や、沖縄ならではの「いいつたえ」や特徴、庭に植えて欲しい植物を紹介しています。
また、植物が元気になる植物活力液の作り方や、コーレーグースを使った害虫駆除など、家庭で使える方法を解かりやすく教えています。

沖縄には琉球王朝時代から伝わる「琉球庭園」と呼ばれる伝統的な庭の形式があり、家を造る時に「家相」を参考にするように、庭にも言い伝えられてきた「庭相」があるそうです。


☆本の中から、よく目にする植物を一部紹介します。
■リュウキュウマツ
昔から「松竹梅」と言うように、めでたい木の代表。正月には神の依代の役目を果たすといわれ、松飾や門松を置くと神が降りてくると信じられている。門かぶりの松の下をくぐると、長寿と健康になるとされる。

■ヤマモモ
庭のシンボルツリーとして植えると、樹形もよく、魔除け効果が高いといわれているので、鬼門の方向(東北、南西)またはT字路になった道のつきあたりなどにもおすすめ。

■ホルトノキ(ワカギ)
「カリーな木」(縁起の良い木)として屋敷内に好んで植えられる。火の神様や神棚にも供えられ、正月の若水とともに若木(ワカギ、若返るの意)として用いられた。縁起のよい木なので、庭のシンボルツリーとしても。

■ブーゲンビレア
沖縄の人々に広く親しまれている植物。トゲを持つという性質を利用して門周りや塀にはわせて防犯対策に活用している家庭も多いよう。トゲで泥棒を退治するというより、美しい花で悪い心を払うともいい、松の門かぶりで福を招き、ビーゲンビレアで悪を払うという考え方もある。

■カンノンチク
地方によっては玄関の脇に置き、邪気を祓い、その上泥棒が近寄ると人の形になって追い出すと信じられている。風水的には「一家に一本!」というくらい、土地や家の気を良いのものに変えるという。

■クロトン
クロトンは花の少ない真夏でも赤や黄の色が美しく、花のかわりに庭に植えて楽しめる。沖縄では庭の東側に植えるとよいとされた。火の神に供えてもいいされている木で唯一カラーリーフであり、一本だけでも台所周辺を明るくしてくれる。

■シークァーサー
熟した黄金色の実からクガニー(黄金)ともいわれている。風水的に西に黄色で金運は有名だが、沖縄でも西にクガニー(シークァーサー)を植えると金運がつくといわれている。

■ガジュマル
ガジュマルの木にはキジムナー(精霊)が宿るといわれている。大木になるので、公園や広い場所によく植えられている。屋敷に植える場合、家の基礎を割ったりするので、家から離して植えるほうがよい。ガジュマルが家にあると、子や孫が親思い、祖先思いの子になるともいわれているので、盆栽仕立てのガジュマルがお勧め。

■ブッソウゲ(ハイビスカス)
ハイビスカスと言えば、青い空に鮮やかな色が映える明るいイメージだが、後生花(グソーバナ)と呼ばれるように、仏壇や墓前に供える花とされていた。そのため敷地内に植えるのを嫌がる人もいるようだ。
ハワイでは毎日新しい花が咲くことから、成功する実業家の花ともいわれている。


普段、私達が何気なく目にしている植物にも、「縁起がいい」「魔除け」「聖木」として伝えられていることが、“新たな沖縄の発見”となりました。
詳しくは「琉球ガーデンBOOK」でね。


若葉の光さわやかなこの季節、琉球ガーデンを楽しんでみませんか。

今日の一日に感謝です。


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Posted by EVAH at 21:28│Comments(0)グリーン
 
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